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zoom RSS 昭和37年の欠陥問題(北海道の公立高校入試)

<<   作成日時 : 2013/07/23 20:20   >>

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昭和37年(1962年)の北海道の公立高校入試の国語を読んでみたら、欠陥問題を発見した。

昭和30年代という数十年前の欠陥問題であり、今となっては問題にするようなことではないが、せっかく発見したので、載せておく。

昭和37年(1962年)北海道公立高校入試 国語 大問二

つぎの文を読んで問に答えなさい。

 
老父あり。

たださへ かすむ 目もとの 暮れ方に、二階より 降りんとする。

下に むすこの ゐけるを 客人かと 思ひ、ひたものいんぎんに 謝(しやう)じけり。

のちに、「 で 候(さふら)ふ。 」と申せば、「 そち とは 初めよりも われ は 知りたれど、われ が やうなる 公界(くがい)知らずには、ちと しつけを 教へんとて、それに 言うたよ。 」と。

注 ひたものいんぎんに=ひたすらていねいに  公界=世間


問一 文中に登場する人物は何人ですか。

問二 文中ー線をつけたイ〜ニは、それぞれつぎのだれにあたりますか。
1 老父  2 客人   3 むすこ    4 作者

問三 この話のおもしろさはつぎのどれですか。
1 むすこの世間知らず  2 老父の世間知らず  3 客人の世間知らず
4 むすこの世間知らず  5 老父の負け惜しみ  6 客人の負け惜しみ


問四 この話は江戸時代の本からとったものです。つぎのA群から江戸時代の作品を二つ選び、それぞれの作者を、B群から選んで組み合わせなさい。
 A群 1 徒然草(つれづれぐさ)  2 奥の細道  3 金槐(きんかい)和歌集  4 雨月物語  5 更級(さらしな)日記
 B群 イ 与謝蕪村(よさぶそん)  ロ 上田秋成  ハ 吉田兼好  ニ 源 実朝(さねとも)  ホ 松尾芭蕉(ばしょう

↑縦書きであったが、ブログの入力の都合上、横書きとした。
 ブログであるので、読みやすいように、改行を頻繁にした。
 振ってあったふりがなは、( )で入力した。

北海道教育委員会が発表した解答
二 問一 二(
  問二 イ3、ロ3、ハ1、ニ3
問三 5
問四 ホ2、ロ4


問四は
2ホ、4ロ

とすべきだろう。

問一は、老父、むすこ、客人と数えれば、三人が答えになる。
確かに客人は実際には存在せず
目元がかすんだ老父が、「客人が目の前にいる。」と勘違いしただけであるが
文中に登場する人物は何人ですか。 」という設問では
文中に、「客人」も登場しているから客人も数えよう。 」となってしまう。

したがって、これは欠陥問題である。
問一は
この文章の中で、実際に存在した人物は何人ですか。
↑現在では、「」ではなく、「文章」とするのが一般的である。
という設問にすべきだっただろう。

ちなみに、現在では
奥の細道」ではなく「おくのほそ道」と表記するのが一般的である。


江戸時代初期の俳人である芭蕉は、芸術性豊かな独自の俳風を確立し、後世に大きな影響を与えました。芭蕉の著した『おくのほそ道』は、日本の紀行文学の代表的な作品の一つといわれています。

↑『伝え合う言葉 中学国語3』(教育出版。平成17年3月4日検定済。平成20年1月10日印刷。平成20年1月20日発行。文部科学省検定済教科書。中学校国語科用。17教出 国語909)p 16

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