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zoom RSS 「日本脳炎ウイルスの同定をだれがしたのか」に関連がありそうなもの

<<   作成日時 : 2015/08/09 18:50   >>

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フラビウイルス科フラビウイルス属のウイルスで、1935年(昭和10年)に人間の感染脳から初めて分離された。


日本脳炎』のWikipedia

日本脳炎ウイルスの同定をだれがしたのか。

これについては、サイトをざっと検索してみたが、見当たらなかった。

そこで、これに関連がありそうなものを載せておく。



1. 病原研究の概要

 病原に就て研究の進んだのは昭和8年以来のことである。

それまでには実に沢山の研究報告があつたが, 皆が首肯し得る程度には達して居なかつた。

一昨々年の昭和8年岡山に於て林委員が脳炎患者屍体の脳を南洋猿の脳内に接種して其の発病を見、5代まで継積した。

而して其の罹患した猿の脳は人間の脳炎に酷似した組織的所見を呈することを報告せられた。

委員が岡山で研究して居つたと同じ年の夏期に米国に就て Muckenfuss, Armstrong, McCordockが猿を罹患せしめたといふ報告を出した。

然るに米国では Webster and Fiteが猿の外に「マウス」に接種して病毒4株を得て累代之を継積することが出来ることを報告した。

これは氏等は「マウス」が羊の伝染性脳炎にかゝるから人間の脳炎にもかゝるだらうといふ想定の下に実験を行つたに基くのである。

我国では林道倫委員の得た株は保存の上に手落があつて之を失つたので, 米国の実験を復試することが出来なかつたが, 昨昭和10年の夏は委員諸君も委員会以外の研究者も猿の外に「マウス」を使用して我国の夏期脳炎の病原体が動物に固定せらるゝに至つたのである。

昨年夏の研究の結果より考へると人間より動物に移すのには実験動物としては「ドイツ, マウス」が最も感受性が強くて, 南洋猿は之に比すれば感受性が弱い。





2. 病毒自己及び免疫学的事項

 病原体が濾過性病毒であることは皆一致した所見である。

大さは亜米利加の学者は22乃至33「ミリミクロン」の間にあるとし, 英のElfordは20乃至30「ミリミクロン」の間にあるとし居るが, 本邦のはまだ測定して居らぬ。

三田村委員が研究せらるゝことになつて居る。

脳組織を50%「グリセリン」に入れて摂氏0-4度におくと一定期間毒力が保存せられる。

 我国で得た病毒と米国の「セントルイス」株との関係は, 川村麟也, 兒玉誠氏は異りたるものとして居る。

委員の誰もが同株を持たぬので之を貰ひ受けた上で研究したいと思つて居る。

三田村篤志郎委員によると,動物実験, 「グリセリン」中保存期間の上よりは日本のものが少し強いといふことである。


委員総会研究報告講演集. 1 』(日本学術振興会。昭和11年)p 13, 17, 18, 23, 24の『流行性脳炎ニ就テ』(昭和11年1月23日 日本学術振興会学術部委員総会ニ於ケル報告)(第3小委員会委員長 稲田龍吉
ブログなので、読みやすいように、改行を頻繁にした。
漢字とカタカナの文章だったが、読みやすいように、漢字とひらがなの文章で入力した。
漢字を現代の漢字に直した個所がある。
ゝについては、原文では、別の記号が用いられていたが、入力できなかったので、用いたものである。

日本脳炎ウイルスの大きさは、直径20-50nmである。


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