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zoom RSS 桑園ー苗穂間高架鉄道切り替え検討(昭和37年)

<<   作成日時 : 2017/04/17 22:46  

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1953年(昭和28年)、国鉄札幌駅が改築された。

1961年度(昭和36年度)の国鉄札幌駅の乗降客は1日平均6万4542人だった。

1962年(昭和37年)7月ごろ、桑園ー苗穂間の高架鉄道切り替えの検討が始まった。




1962年(昭和37年)7月5日(木曜日) 北海道新聞

桑園ー苗穂間

高架鉄道切り替え


国鉄、検討始める

 飽和点にきた札幌駅


昭和28年に改築した札幌の陸の玄関口、国鉄札幌駅はまだ十年足らずだというのにもう狭くなってきた。

待ち合い室も人で満員、駅前広場も車でいっぱいだ。

しかし、駅舎も広場も現状では拡張の方法がない。

そこで国鉄は札幌駅の混雑緩和もねらいの一つとし、桑園ー苗穂駅間の高架切り替えの検討をはじめた。


 国鉄札幌駅の乗降客は36年度が一日平均6万4542人。

5年前よりざっと1万人ふえている。

これに見送りや出迎えの人、札幌駅地下のステーションデパートの客などを加えると10万人を越す人が集散する。

とくに長距離客が多いのは札幌駅の特徴。

列車を待つ人で1階の待ち合い室はいつも満員、このため全国でも珍しい地下待ち合い室をつくったが、まだ混雑は緩和されない。

 駅前広場も同じ状況。

同駅の新築を機に大幅な拡張を行ない、1万4千4百平方bにしたが、これも最近の自動車ラッシュで狭くなった。

ハイヤー、タクシーは278台が駅前広場で客待ちの承認をえているが、駐車スペースはわずか59台分。

市内のハイヤー、タクシーは1100台承認もれ”の業者から出ている強い乗り入れ要求も、駐車用地の問題が解決しないかぎりなんともしかたがないという。

駅前の発着バスも、国鉄バスのほか市営、定鉄、中央バスとあって終日車がウズまいているありさま。

 しかし広場を拡張しようにも周囲の道路やビルにはばまれ、これ以上は無理なのが実情。

さしあたり北口駅の開設を急ぎ、貸し切りバスの扱いなどは北口広場(9千9百平方b)に移す方針だが、これも一時しのぎのカンフル注射ていどの効果しか期待できないという。

そこで考えられたのぎ高架鉄道の切り替え。

札幌駅を間にはさむ桑園ー苗穂間 3.8`を高架鉄道にすれば、札幌駅ホームの下に大きな広間がとれ、南北の通り抜けも自由になる。

駅前広場へT字型に突き出した出札広間も取り払われ、車の流れもうんとスムーズになる。

 国鉄札幌工事局で技術的な検討をはじめたが、問題は100億円前後と推定される工費。

しかし桑園ー苗穂間函館本線の高架が完成すれば、札幌市を南北に分断している都市交通のあい路を一挙に解消するわけだ。

 すでに関係方面には、桑園ー苗穂間で函館本線をまたぐ陸橋新設計画について函館本線の高架切り替えを考慮に入れるように申し入れており『技術的な結論だけでも早急に出したい』といっている。

ただ『都市交通のあい路打開に主眼を置くとすれば現在札幌ー苗穂間の列車が1日280本。

2分間隔で運転している東京の国電からみればまだまだ少ない。100億円も投入するネウチ”があるかどうか
』といった疑問があり、札幌駅の混雑緩和をねらいとすれば、北口広場の開設とあわせたある程度の手直しや、市内各駅への旅客分散の方法も考えられる。

いずれにしてもいまのままだと札幌駅は身動きできなくなるかもしれない。


改行、文字の大きさ、色、太さは読みやすいように改変した箇所(目が疲れないように頻繁に改行するなど)がある。「そこで考えられたのぎ高架鉄道の切り替え。」については「そこで考えられたのが高架鉄道の切り替え。」の誤植であるだろうが、原記事通り入力した。

札幌駅が高架駅になったのは、1988年(昭和63年)、1990年(平成2年)である。

駅前周辺開発および市内連続立体交差事業に伴い、地上駅から高架駅へ5代目駅としてリニューアルされる事になり、当初北側側線及び北駅舎を撤去し工事を開始、現3番ホームから10番ホームまでと11番仮設ホームの完成後、1988年に高架駅として一次開業した。その後、地上の旧ホームを解体し残りの高架工事を開始、現1番及び2番ホーム、ならびに駅舎南側外観を完成させ1990年に全面開業となった。 」

札幌駅』のWikipedia


1962年(昭和37年)7月ごろに札幌駅を高架駅にすることの検討が始まったので
それから26年間〜28年間もかかったことがわかる。




 

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